# Shopify と BASE の比較

Shopify は深い API が強みで、決済画面も Basic 以上でエディタとブランディングを扱える。BASE は日本市場向けのノーコード EC で決済 UI は固定。エンジニアリング重視なら Shopify、日本市場で素早く立ち上げるなら BASE。

## 主要な差分

- API: Shopify は Admin / Storefront / Checkout API を提供。BASE API は限定的かつ申請制。
- 決済カスタマイズ: Shopify は Basic 以上でエディタ・ブランディング可、購入手続き途中への差し込みは Plus。BASE は不可。
- 市場: Shopify はグローバル、BASE は日本市場中心で国内決済手段に強い。
- 料金体系: Shopify は月額＋カード手数料。BASE は無料開始＋取引手数料。

## 解説と実務上の注意

### 比較する前に：この2つは競合ではない

Shopify と BASE を「どちらが優れているか」で比べると判断を誤ります。**課金モデルが根本的に違うため、売上規模のどこかに損益分岐点があり、そこを境に答えが入れ替わります。**

BASE は初期費用・月額が無料で、売れたときだけ手数料を取ります。Shopify は売れても売れなくても月額が発生します。つまり**売上ゼロのときのコストは BASE が有利、売上が伸びるほど固定費型の Shopify が有利**になります。「まだ売れるか分からない」段階で Shopify の月額を払うのは、単に高い保険料を払っているのと同じです。

逆に、月商が積み上がった段階で BASE の取引手数料を払い続けるのは、**成長すればするほど重くなる税金**になります。移行を検討すべきタイミングは、機能に不満が出たときではなく、手数料の月額換算が Shopify の月額を超えたときです。

### 決定的な分岐点は「決済画面を触れるか」

機能面で後から取り返しがつかない差は、実は API でも料金でもなく **checkout（決済画面）** です。

BASE の決済 UI は固定で、カスタマイズできません（`checkout_customization_available: no`）。ストアフロント側のデザインは変えられますが、カートから購入完了までの画面には手を入れられない。これは「デザインの自由度」の話ではなく、**購入直前のアップセル、独自の配送オプション、B2B向けの請求フロー、外部の不正検知といった施策が構造的に打てない**ことを意味します。CVR を数%改善する施策の多くはこの区間にあります。

Shopify も無条件ではありません（`checkout_customization_available: conditional`）が、**線引きは誤解されがちです。** 公式ドキュメントの区分は以下のとおりです。

- **Basic 以上で可能**: チェックアウト／アカウントのエディタ、ブランディング（ロゴ・配色・フォント・背景）、サンキューページと注文状況ページへのアプリ追加
- **Shopify Plus 限定**: 情報入力・配送・支払いの各ステップへのアプリ追加、Checkout Branding API

つまり **「Plus でなければ決済画面に一切触れない」わけではありません。** 通常プランでもエディタで見た目を整え、購入完了後の画面にアプリを足せます。Plus が必要になるのは、**購入手続きの途中に独自ロジックを差し込みたいとき**です。決済ステップ内でのアップセル、独自の配送料計算、B2B 向けの与信フローなどがこれに当たります。

### API：どちらも「ある」が意味が違う

Shopify は Admin API / Storefront API を公開しており、在庫・受注・顧客データを外部システムと双方向に同期する設計が前提にできます。BASE の API は**申請して承認を得る必要があり**（`api_available: conditional`）、提供範囲も限定的です。基幹システムや自社ツールとの連携を前提に設計するなら、この差は初期段階で効いてきます。

### 見落とされがちな制約：BASE には禁止業種がある

BASE は商用利用そのものが `conditional` で、ガイドラインに禁止カテゴリが定められています。**アダルトは明確に不可**（`adult_content_allowed: no`）。健康食品、酒類、リユース品なども、扱いに条件が付くことがあります。取扱商品がグレーゾーンに触れる可能性があるなら、ストア構築に着手する前に必ず現行のガイドラインを確認してください。アカウント停止は事業そのものの停止を意味します。

### 独自ドメイン

BASE の独自ドメインは有料プランの機能で、無料プランでは `base.ec` のサブドメインになります（`custom_domain_available: conditional`）。ブランドを育てる前提なら、実質的に「無料プラン」は検証用と考えたほうが現実に近いです。

## Rights

| key | Shopify | BASE |
|---|---|---|
| commercial_use_allowed | yes | conditional |
| adult_content_allowed | — | no |

## Constraints

| key | Shopify | BASE |
|---|---|---|
| ads_allowed | yes | — |
| api_available | yes | conditional |
| checkout_customization_available | conditional | no |
| custom_domain_available | yes | conditional |
| webhook_available | yes | — |
| plan_limit_note | — | conditional |

## 結論：どちらを選ぶべきか

**BASE を選ぶべきケース** — 売れるかどうかを検証する段階、月商が小さい、エンジニアがいない、日本国内向けで国内決済手段を素早く揃えたい。

**Shopify を選ぶべきケース** — 月商が積み上がって取引手数料が月額を超えた、外部システムと在庫・受注を同期したい、越境販売を視野に入れている。

**Shopify Plus を検討すべきケース** — 購入手続きの途中（情報入力・配送・支払いの各ステップ）に独自ロジックを差し込む必要がある。見た目のブランディングやサンキューページの拡張までなら Basic 以上で足りるため、Plus の判断はこの一点で行ってください。

**迷ったら BASE から。** BASE → Shopify の移行は商品データの移し替えで済みますが、逆方向に動く理由はほぼ発生しません。小さく始めて、手数料が重くなった時点で移るのが最もコストの低い順序です。

## よくある質問

### BASE から Shopify に移行するタイミングの目安は？

取引手数料の月額換算が Shopify の月額料金を上回った時点が損益分岐点です。機能不足を感じる前に、まず手数料の実額を月次で確認してください。

### Shopify なら決済画面を自由にカスタマイズできますか？

通常プラン（Basic 以上）でもチェックアウトエディタでの編集、ロゴ・配色・フォント・背景の変更、サンキューページや注文状況ページへのアプリ追加は可能です。Shopify Plus が必要になるのは、情報入力・配送・支払いの各ステップにアプリを差し込む場合と、Checkout Branding API を使う場合です。

### BASE でアダルト商品は扱えますか？

扱えません。BASE のガイドラインでアダルトは禁止カテゴリに指定されています。判断に迷う商材は、出店前に必ず最新のガイドラインを確認してください。

### BASE の API で在庫連携はできますか？

BASE API v1 は開発者向けアクセスの申請・承認が必要で、提供範囲も限定的です。基幹システムとの本格的な双方向同期を前提にするなら Shopify のほうが適しています。

## 関連ページ

- Shopify: https://atlas.lb-product.com/entities/shopify
- BASE: https://atlas.lb-product.com/entities/base

Canonical HTML: https://atlas.lb-product.com/compare/shopify-vs-base
