BASE グロースプランが約3.3倍に値上げ
BASE のグロースプランが値上げ。月払いは5,980円から19,980円へ、年払いは月あたり4,980円から16,580円へと、いずれも約3.3倍になった。決済手数料2.9%は据え置き。
変更前
グロースプランの月額は以下のとおりだった。決済手数料は 2.9%。
- 月払い: 5,980円 / 月
- 年払い: 59,760円 / 年(4,980円 / 月)
変更後
月額が約3.3倍に改定。決済手数料 2.9% は据え置き。
- 月払い: 19,980円 / 月(+14,000円)
- 年払い: 198,960円 / 年(16,580円 / 月)(+11,600円 / 月)
同時に AI 機能3種、海外販売代行 App、販売パートナー App などの機能拡充が発表された(告知は 2023-11-07)。
影響
グロースプランを選ぶ損益分岐点が大きく上がった変更である。
BASE の2プランは「月額0円+手数料が高い(スタンダード)」と「月額が高い+手数料が安い(グロース)」の関係にある。現行の条件で比べると以下のとおり。
- スタンダード: 月額 0円 / 決済手数料 3.6%+40円 / サービス利用料 3%
- グロース: 月額 16,580〜19,980円 / 決済手数料 2.9% / サービス利用料 0円
手数料率の差はおよそ 3.7ポイント(3.6+3 − 2.9)。値上げ前は月額差 5,980円を埋めるのに月商16万円程度で足りたが、改定後は月額 19,980円を埋めるために月商54万円前後が必要になる計算になる(40円の固定費と決済手段による1%加算を除いた粗い目安)。
したがって取るべき行動は明確である。グロースプランを契約しているなら、直近の月商で損益分岐点を再計算すること。 値上げ前の水準で「グロースのほうが得」と判断したまま契約を継続していると、月商が伸びていない場合はスタンダードのほうが安くなっている可能性がある。
なお決済手数料そのものは 2.9% のまま変わっていないため、「BASE が手数料を値上げした」という理解は誤りである。上がったのは固定の月額であり、影響を受けるのは月商の小さい店舗ほど大きい。
影響が大きいのは月商の小さい店舗
決済手数料そのものは 2.9% のまま変わっていないため、「BASE が手数料を値上げした」という理解は誤りである。上がったのは固定の月額であり、固定費は売上が小さいほど重くのしかかる。
月商100万円の店舗にとって14,000円の増額は売上の1.4%だが、月商20万円の店舗にとっては7%にあたる。同じ改定でも、規模が小さい店舗ほど実質的な負担率が大きい構造になっている。
契約したままにしていないか
取るべき行動は明確である。グロースプランを契約しているなら、直近の月商で損益分岐点を再計算すること。
値上げ前の水準で「グロースのほうが得」と判断してそのまま継続していると、月商が伸びていない場合はスタンダードのほうが安くなっている可能性がある。プラン変更の判断は自動では行われないため、放置している間ずっと損をし続ける。
年払いを選んでいる場合はさらに注意が要る。契約期間中はプラン変更の自由度が下がるため、更新のタイミングで見直す機会を逃すと1年単位で固定される。