Netlify がクレジット制へ移行(新規のみ)
Netlify が新規アカウント向けにクレジット制へ移行。帯域100GB・ビルド300分といった個別上限が、月300クレジットの単一残高に置き換わった。2025年9月4日より前に作成したアカウントは旧プランのまま。
変更前
無料枠は項目ごとの上限で管理されていた(Free / Starter レガシープラン)。
- 帯域: 100GB / 月(Free は上限到達で停止)
- ビルド時間: 300分 / 月(同上)
- サーバーレス関数: 12.5万呼び出し / サイト / 月
- Edge Functions: 100万呼び出し / 月
- フォーム送信: 100件 / サイト / 月
- 同時ビルド: 1
変更後
2025年9月4日以降に作成したアカウントは、単一のクレジット残高で全リソースを管理する方式になった。
- 無料枠: 月300クレジット
- 本番デプロイ: 1回あたり15クレジット(プレビュー用のデプロイは無料・無制限)
- 帯域・コンピュート・Webリクエストなどもクレジットを消費する
2025年9月4日より前に作成したアカウントは旧プランのままで、移行は任意。ただし クレジット制へ切り替えると旧プランには戻せない(不可逆)。
影響
「Netlify の無料枠は帯域100GB」という広く流通している情報は、新規アカウントには当てはまらない。 今から始める人が読む記事の大半が旧プラン前提のままなので、実際の残高はダッシュボードで確認するしかない。
クレジット制で最初に効いてくるのは 本番デプロイ1回15クレジットという単価である。月300クレジットのうち、デプロイだけで20回分を占める。CI から main へ自動デプロイする運用だと、コミットのたびにクレジットが減る。プレビューデプロイは無料なので、本番へのマージ頻度が費用に直結する構造になった。
もう1点、移行が不可逆であることは意思決定の前に認識しておくべきである。旧アカウントを持っているなら、切り替える前に自分の実使用量をクレジット換算して比較すること。帯域100GB を安定して使っているサイトなら、旧プランのほうが有利な可能性が高い(2026-04-14 の単価改定で帯域は20クレジット/GB になったため、100GB は2,000クレジット相当になる)。
なおクレジット単価はその後 2026-04-14 に改定されている(帯域とコンピュートが各2倍)。移行の判断は最新の単価で計算し直すこと。
移行が不可逆であることの意味
クレジット制へ切り替えると旧プランには戻せない。 旧アカウントを持っているなら、切り替える前に自分の実使用量をクレジット換算して比較すること。
帯域100GB を安定して使っているサイトなら、旧プランのほうが有利な可能性が高い。2026-04-14 の単価改定で帯域は 20 クレジット/GB になったため、100GB は 2,000 クレジット相当にあたる。無料枠300クレジットとは桁が違う。
逆に、転送量が小さくビルド回数も少ないサイトなら、クレジット制のほうが柔軟である。旧プランは項目ごとの上限なので、帯域が余っていてもビルド時間が尽きれば止まる。 クレジット制なら残高を融通できる。
判断の手順
- ダッシュボードで直近3か月の帯域・ビルド時間・関数呼び出しを確認する
- 最新の単価でクレジット換算する(単価は改定されている。移行の判断は改定後の数字で行う)
- 本番デプロイ回数 × 15 クレジットを足す
- 合計が300を大きく下回るなら移行してよい。近いか超えるなら旧プランを維持する
なお、どちらのモデルでもプレビューデプロイは無料である。本番へのマージ頻度を落とし、確認はプレビューで済ませる運用に寄せると、クレジット制でも消費を抑えられる。
出典
Netlify Docs: Legacy pricing plans(クレジット制移行日と旧プランの内容)よくある質問
Q. Netlify の無料枠は帯域100GBではないのですか?
Q. クレジット制と旧プランはどちらが得ですか?
Q. クレジット制に移行した後、旧プランに戻せますか?
Q. デプロイのたびにクレジットが減るのですか?
関連ページ
- Netlify の現在の判定と制約
- 2026-04-14 Netlify のクレジット単価改定(帯域が2倍)