Netlify のクレジット単価改定(帯域が2倍)
Netlify がクレジット単価を改定。帯域は 10 → 20 クレジット/GB に倍増、コンピュートは 5 → 10 クレジット/GB時に倍増。Web リクエストは 3 → 2 クレジット/1万件に値下げ。フォーム送信は無料化。
変更前
クレジットの消費単価は以下のとおりだった。
- 帯域: 10 クレジット / GB
- コンピュート: 5 クレジット / GB時
- Web リクエスト: 3 クレジット / 1万件
- フォーム送信: 1 クレジット / 件
- Pro プラン: 座席あたり $20(人数課金)
変更後
値上げと値下げが同時に入った改定である。
- 帯域: 20 クレジット / GB(2倍)
- コンピュート: 10 クレジット / GB時(2倍)
- Web リクエスト: 2 クレジット / 1万件(値下げ)
- フォーム送信: 無料(全クレジットプラン)
- Pro プラン: $20 / 3,000 クレジット、座席数は無制限
無料プランの付与クレジットは 300 クレジット/月のまま据え置かれた。
影響
帯域とコンピュートの単価が同時に2倍になったため、画像や動画を多く配信するサイト、SSR で計算量の多いサイトほど実質的な値上げになる。無料プランは 300 クレジット/月のままなので、帯域換算では従来 30GB 相当だったものが 15GB 相当に減った計算になる。
値上げか値下げかはサイトの構成で逆転する
一方で、フォーム送信の無料化と Pro の座席無制限化は明確な値下げ方向である。チーム人数が多く、トラフィックが軽いサイトでは実質的に安くなる。
判定の目安は次のとおり。
- 値上げになる — 画像・動画・大きな JS を配る、SSR や Edge Functions を多用する、少人数チーム
- 値下げになる — 静的中心で転送量が小さい、フォーム送信が多い、座席を多く抱えている
座席課金の廃止は見落とされやすいが効果が大きい。従来は10人で $200/月だったものが、人数に関係なく $20 / 3,000 クレジットになった。閲覧のみのメンバーを追加するコストがゼロになったということでもある。
自分のサイトがどちらに転ぶかは実使用量に依存するため、ダッシュボードのクレジット消費内訳で、帯域とコンピュートが全体の何割を占めるかを先に見ること。 ここが半分を超えていれば値上げ側である。
レガシーアカウントは影響を受けない
2025年9月4日より前に作成されたアカウントは旧モデル(帯域 100GB+ビルド 300分)のままで、この改定の対象外である。
これが「Netlify の無料枠は 100GB」という情報が今も流通している理由でもある。レガシーアカウントについては今も正しく、新規アカウントには当てはまらない。 自分がどちらかは、ダッシュボードにクレジット残高が表示されるかどうかで判別できる。
単価改定は繰り返される
Netlify はクレジット制へ移行してから1年半ほどで単価を改定している。クレジット制は付与量を変えずに単価を動かすだけで実質的な値上げができる。 従来の「100GB」のような絶対値と違い、変更が利用者から見えにくい構造であることは意識しておくべきである。
出典
Netlify changelog: Pricing updates for Credit-based plans (2026-04-14)よくある質問
Q. 結局この改定は値上げですか、値下げですか?
Q. 無料プランで使える帯域はどれくらいになりましたか?
Q. 「Netlify の無料枠は 100GB」という情報を見ましたが、間違いですか?
Q. Pro プランの座席課金がなくなったとはどういう意味ですか?
関連ページ
- Netlify の現在の判定と制約
- 2025-09-04 Netlify がクレジット制へ移行(新規のみ)