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Fly.io

提供中 ホスティング / デプロイ基盤

Fly.io はアプリを VM としてグローバルに分散配置。無料枠は無く(短いトライアルのみ)、最低額なしの純従量課金。商用可、ステートフル用途・非 HTTP プロトコルに強い。

Fly.io は 30 以上のリージョンで Firecracker マイクロ VM を動かす。継続的な割当のある旧無料プランは 廃止され、新規アカウントは短いトライアル(VM 数時間または 7 日程度)のみ。その後は固定の月額最低額が ない純粋な従量課金。ステートフルワークロード、Postgres、非 HTTP プロトコルに強い。

解説と実務上の注意

新規顧客に無料枠はない

Fly.io に無料枠があると書くチュートリアルは古いです。公式の料金ドキュメントは 「Fly.io は新規顧客へのプラン提供を終了した」 と明記しており、VM と帯域の継続割当を含む旧無料プランは新規では選べません。

旧プランを契約済みの既存顧客のみ、shared-cpu-1x 256MB の VM 最大3台と永続ボリューム計3GB という従来の割当が残っています。

新規アカウントは固定の月額最低額がない純粋な従量課金で、プロビジョニングした分だけ支払います。最小構成(shared-cpu-1x / 256MB)で月2ドル程度から。

「無料ではない」が「高い」わけではない

無料枠が消えたことで選択肢から外されがちですが、月額最低額がない点は正しく評価すべきです。

  • Render の有料インスタンスは固定月額
  • Railway は $5 のトライアル後に従量課金
  • Fly.io は最小構成で月2ドル程度、使わなければそれ以下

小さく置いておくだけなら、むしろ安く済むケースがあります。Fly.io は「無料で試す選択肢」から外れ、「用途が固まってから選ぶ有料 PaaS」に位置づけが変わったと捉えるのが正確です。

他のエッジ系と根本的に違う点:本物の VM が動く

Cloudflare Workers が V8 アイソレートでコードを実行するのに対し、Fly.io は Firecracker マイクロ VM を動かします。 実務上の帰結は大きい。

  • Node.js のプロセスがそのまま常駐する。 既存アプリを移植できる
  • 永続ボリュームが使える。 ファイルシステムがある
  • 非 HTTP プロトコルが扱える。 独自 TCP、ゲームサーバー、データベースなど
  • CPU 時間の厳しい制限がない

Workers で「Express アプリが動かない」「ファイルが書けない」と詰まる用途は、Fly.io なら素直に動きます。

マルチリージョンが本命の用途

30以上のリージョンで Anycast による分散配置ができます。物理的な近さがレイテンシに効く用途——リアルタイム性の高い API、ゲーム、地域ごとにデータを置きたい構成——では、これが選定理由になります。

逆に、単一リージョンで足りる普通の Web アプリなら、この利点は活きません。その場合は Render や Railway のほうが運用は素直です。

運用の難易度は一段高い

Fly.io をうまく動かすには、Render や Railway よりインフラ寄りの理解と CLI への慣れが要ります。fly.toml の設定、マシンの配置、ボリュームの扱いなど、抽象度が低い分だけ触る対象が多い。

「git push したら動く」ことを最優先するなら、Fly.io は最適解ではありません。

基本情報

スラッグ
fly-io
種別
ホスティング / デプロイ基盤
ステータス
提供中
最終確認日
2026-07-23
公式サイト
https://fly.io
公式ドキュメント
https://fly.io/docs

権利

項目 条件 出典 確認日
commercial_use_allowed Fly.io Terms of Service 2026-07-23

制約

項目 条件 出典 確認日
api_available Fly.io Pricing 2026-07-23
cron_available スケジュール実行用のマシン、または外部スケジューラ経由で実現する。 Fly.io Pricing 2026-07-23
custom_domain_available Fly.io Pricing 2026-07-23
webhook_available Fly.io Pricing 2026-07-23

最近の変更

一次情報

よくある質問

Q. Fly.io に無料枠はありますか?
新規アカウントにはありません。公式の料金ドキュメントが「新規顧客へのプラン提供を終了した」と明記しています。旧プランを契約済みの既存顧客のみ、VM 最大3台と永続ボリューム計3GB の従来の割当が残っています。
Q. 最低いくらから使えますか?
固定の月額最低額はなく、最小構成(shared-cpu-1x / 256MB)で月2ドル程度からです。使った分だけの課金なので、小さく置いておく用途ではむしろ安く済むことがあります。
Q. Cloudflare Workers との違いは何ですか?
Workers は V8 アイソレートでコードを実行しますが、Fly.io は Firecracker マイクロ VM を動かします。Node.js プロセスが常駐し、ファイルシステムと永続ボリュームがあり、非 HTTP プロトコルも扱えます。既存の Node アプリをそのまま移植できるのが最大の違いです。
Q. 既存の Node.js アプリを動かせますか?
動かせます。本物の VM なのでプロセスが常駐し、ファイルシステムも使えます。Workers のような書き直しは不要です。
Q. 商用利用に制限はありますか?
ありません。全プランで商用利用が可能です。

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