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Perplexity

提供中 AI / LLM サービス

消費者向け Perplexity は規約で「個人的・非商用利用のみ」と定められている。商用で使うなら別契約の API を使う。同一ブランド内で判定が正反対になる。

Perplexity は Web 原典を引用する対話型 AI 回答エンジン。消費者向けサービスの利用規約は 個人的・非商用利用のみを許諾し、商用目的での利用を明示的に禁じている。一方 API は別契約で、 出力の権利は顧客に帰属し、入力は学習に使われない。両者を混同すると判断を誤る。

解説と実務上の注意

消費者向けは「非商用のみ」と明記されている

最初に押さえるべき点はこれです。Perplexity の利用規約は、消費者向けサービスの利用を個人的・非商用の範囲に限定しています。

当社は、本サービスをあなたの個人的かつ非商用の利用に限り使用することを許諾します。(第5.1条)

さらに禁止事項として、次が明示的に挙げられています。

商業目的で本サービスを利用すること。 商業広告や勧誘の伝達・仲介を含むが、これに限られない。(第5.2条 e)

これは「グレーゾーンだが黙認されている」という話ではなく、規約本文に書かれた明示的な制限です。業務の調査に使う、顧客向けの資料作成に使う、記事の下書きに使うといった用途は、いずれもこの条項に触れる可能性があります。

加えて第5.2条 a は、本サービスを通じて得た情報の複製・配布・公開・二次的著作物の作成を禁じています。出力をそのまま社外に出す使い方は、商用かどうか以前にこの条項の対象になります。

API は別契約で、判定がほぼ逆になる

開発者向けの API は別の規約(Perplexity API Terms of Service)で動いており、消費者向けの制限は適用されません。

消費者向けサービス API
商用利用 非商用のみ 制限の記載なし
出力の権利 付与する条項がない 顧客に帰属(明示的に譲渡)
入力の学習利用 規約に記載なし 使用しないと明記

API 規約の該当箇所は明確です。

顧客は (i) 入力に関するすべての所有権を保持し、(ii) 出力のすべてを所有する。 Perplexity は出力に対していかなる所有権も主張せず、法の作用等によりかかる権利を取得した場合には、当該権利を顧客に譲渡する。(第2.3.1条)

Perplexity は、顧客コンテンツを生成 AI モデルの学習・再学習・ファインチューニング・その他の改善に使用しない(第三者に使用させることもしない)。(第2.3.3条)

同じブランドで、商用利用・出力の権利・学習利用のすべてが逆になります。 「Perplexity は商用利用できるか」という問いには答えがなく、正しくは「消費者向けか API か」です。

出力の権利は、消費者向けでは付与されていない

見落とされやすい点です。消費者向け規約の第6.4条は、入力および投稿したコンテンツ(規約上の「Your Content」)について当社は所有権を主張しないと述べています。しかし出力(Output)の権利を利用者に与える条項は存在しません。

OpenAI が出力の権利を明示的にユーザーへ譲渡しているのとは対照的です。「所有権を主張しない」と「あなたに権利を与える」は別のことであり、消費者向け Perplexity で得た出力を自分の著作物として扱ってよいとは規約から読み取れません。

また規約は、出力が第三者 LLM のライセンス制限を受ける場合があること(第1.1.1条)、および出力が一意とは限らないことも述べています。

出典付きで答える設計であること

Perplexity の特徴は、回答に参照元へのリンクを付ける設計です。事実確認を伴う調査で出典を辿って裏を取れる点は、他の LLM チャットにない実務上の利点です。

ただし出典が付いていることと、その出典が主張を裏付けていることは別です。リンクされたページが実際には別のことを言っている、あるいは二次情報である、というケースは起こり得ます。重要な判断に使うなら、出典そのものを開いて確認してください。

選定における位置づけ

整理すると、判断はこうなります。

  • 業務・商用で使いたい — 消費者向けは規約上使えない。API を契約する
  • 出典付き回答を組み込みたい — API の主要な選択理由になる。出力の権利も学習除外も明確
  • 汎用的な生成やツール利用が主目的OpenAI APIAnthropic API のほうが情報も選択肢も多い

なお消費者向けサービスをスクレイピングして API の代用にする構成は、第5.2条 i(自動収集の禁止)に正面から触れます。

基本情報

スラッグ
perplexity
種別
AI / LLM サービス
ステータス
提供中
最終確認日
2026-08-02
公式ドキュメント
https://docs.perplexity.ai

権利

項目 条件 出典 確認日
commercial_use_allowed 条件付き 消費者向けサービスは規約第5.1条で個人的・非商用の利用に限り許諾され、第5.2条 e が商業目的での利用を明示的に禁じている。商用で使うには別契約の API を利用する必要がある。API 規約に非商用制限の記載はない。 Perplexity Terms of Service 2026-08-02
output_ownership 条件付き API では第2.3.1条により顧客が出力のすべてを所有し、Perplexity は取得した権利を顧客へ譲渡する。一方、消費者向け規約には出力の権利を利用者へ与える条項がなく、第6.4条は入力等について所有権を主張しないと述べるにとどまる。出力は一意とは限らず、第三者 LLM のライセンス制限を受ける場合がある。 Perplexity API Terms of Service 2026-08-02
training_use_of_input 条件付き API は第2.3.3条で、顧客コンテンツを生成 AI モデルの学習・再学習・ファインチューニング等に使用しないと明記している。消費者向け規約には学習に関する条項が存在せず、コンテンツライセンス(第6.4.2条)がサービスの改善を目的に含むのみで、規約本文からは可否を判断できない。 Perplexity API Terms of Service 2026-08-02

制約

項目 条件 出典 確認日
api_available 別規約・別課金の有料 API(Perplexity API Terms of Service)として提供される。消費者向けサービスとは商用利用・出力の権利・学習利用の判定がいずれも異なる。 Perplexity API Terms of Service 2026-08-02

一次情報

よくある質問

Q. Perplexity を仕事で使ってもいいですか?
消費者向けサービスは利用規約の第5.1条で「個人的かつ非商用の利用に限り」許諾されており、第5.2条 e で商業目的の利用が明示的に禁止されています。業務で使うなら別契約の API を利用してください。
Q. Perplexity の回答を自社の記事や資料に使えますか?
消費者向けサービスでは難しいと考えるべきです。非商用限定であることに加え、第5.2条 a が本サービスを通じて得た情報の複製・配布・公開・二次的著作物の作成を禁じています。API 経由であれば出力の権利は顧客に帰属します。
Q. Perplexity の出力の権利は自分のものになりますか?
API では明確に顧客のものです(第2.3.1条で Perplexity が権利を顧客に譲渡すると規定)。消費者向け規約には出力の権利を利用者に与える条項がありません。当社が入力の所有権を主張しないことと、出力の権利が利用者に渡ることは別です。
Q. 入力した内容は学習に使われますか?
API については第2.3.3条で、顧客コンテンツを生成 AI モデルの学習・再学習・ファインチューニングに使用しないと明記されています。消費者向け規約には学習に関する条項がなく、規約本文からは可否を判断できません。
Q. 消費者向けサービスと API はどう違いますか?
別の規約で動く別の製品です。商用利用の可否、出力の権利、入力の学習利用のすべてが逆になります。「Perplexity は商用利用できるか」ではなく「消費者向けか API か」が正しい問いの立て方です。
Q. OpenAI API や Anthropic API とどう使い分けますか?
出典付きの回答を API 経由で使いたい要件では選択肢になります。汎用的な生成やツール利用が主目的なら OpenAI API や Anthropic API のほうが情報も選択肢も多いです。

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