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Shopify

提供中 EC / コマース基盤

Shopify は豊富な API を持つ EC プラットフォーム。決済画面の標準的なカスタマイズは Basic 以上で可能で、Plus が必要なのは高度な範囲に限られる。

Shopify はホスト型 EC。Admin / Storefront / Checkout API を提供。全プランでカスタムドメインと Webhook をサポート。チェックアウトのエディタとブランディングは Basic 以上で利用でき、Plus が要るのは 購入手続き途中へのアプリ追加と Checkout Branding API に限られる。

解説と実務上の注意

決済画面の線引きは誤解されている

「Shopify は Plus でないと決済画面に触れない」という説明が広く流通していますが、正確ではありません。 公式ドキュメントの区分は以下です。

Basic 以上で可能

  • チェックアウト/アカウントのエディタ
  • ブランディング(ロゴ・配色・フォント・背景)
  • サンキューページと注文状況ページへのアプリ追加

Shopify Plus 限定

  • 情報入力・配送・支払いの各ステップへのアプリ追加
  • Checkout Branding API

つまり通常プランでもエディタで見た目を整え、購入完了後の画面にアプリを足せます。Plus が必要になるのは、購入手続きの「途中」に独自ロジックを差し込みたいときです。決済ステップ内でのアップセル、独自の配送料計算、B2B 向けの与信フローなどが該当します。

Plus を検討するかどうかは、この一点で判断してください。

Shopify Scripts は廃止済み。動作確認が必要

2026年6月30日をもって、Shopify Scripts の実行が完全に停止しました。(編集・公開は同年4月15日で停止)

Scripts で組んでいた以下は、すでに動作していない可能性があります。

  • 数量割引・セット割引などのカスタム割引ロジック
  • 条件付きの送料無料、配送方法の出し分け
  • 支払い方法の出し分け・非表示

止まっても管理画面にエラーは出ません。 割引が適用されないまま注文が通り、送料が想定と違う金額で確定します。売上への影響が出てから気付く類の障害です。心当たりがあるなら、実際の注文で挙動を確認してください。

移行先は Shopify Functions ですが、Ruby ではなく WebAssembly(Rust や JavaScript からコンパイル)で書きます。Scripts のコードは持ち込めず、実装のやり直しになります。開発リソースが確保できないなら、同等機能を持つ公開アプリで代替するほうが早い。

API は本格的

Admin API と Storefront API を公開しており、在庫・受注・顧客データを外部システムと双方向に同期する設計が前提にできます。BASESTORES の限定的な API とは水準が違います。基幹システム連携が要件なら、この差が選定理由になります。

課金構造が日本のノーコード EC と逆

Shopify は売れても売れなくても月額が発生します。BASE や STORES は月額0円で売れたときだけ手数料。

つまり売上ゼロのときは日本勢が有利、売上が伸びるほど固定費型の Shopify が有利になります。移行を検討すべきタイミングは、機能に不満が出たときではなく、取引手数料の月額換算が Shopify の月額を超えたときです。

BASE → Shopify の移行は商品データの移し替えで済みますが、逆方向に動く理由はほぼ発生しません。小さく始めて、手数料が重くなった時点で移るのが最もコストの低い順序です。

広告運用に制限はない

商用利用・広告掲載ともに制限はありません。日本のノーコード EC と違い、禁止業種による制約も相対的に緩やかです。

基本情報

スラッグ
shopify
種別
EC / コマース基盤
ステータス
提供中
最終確認日
2026-07-23
公式ドキュメント
https://help.shopify.com

権利

項目 条件 出典 確認日
commercial_use_allowed Shopify Terms of Service 2026-07-23

制約

項目 条件 出典 確認日
ads_allowed Shopify Terms of Service 2026-07-23
api_available Shopify Terms of Service 2026-07-23
checkout_customization_available 条件付き 標準的なカスタマイズは Basic 以上で可能。チェックアウト/アカウントのエディタ、ブランディング(ロゴ・配色・フォント・背景)、サンキューページと注文状況ページへのアプリ追加が含まれる。Shopify Plus が必要になるのは高度なカスタマイズのみで、情報入力・配送・支払いの各ステップへのアプリ追加と Checkout Branding API が該当する。 Shopify Checkout Extensibility 2026-07-23
custom_domain_available Shopify Pricing 2026-07-23
webhook_available Shopify Terms of Service 2026-07-23

最近の変更

一次情報

よくある質問

Q. Shopify の決済画面は Plus でないとカスタマイズできませんか?
できます。Basic 以上でチェックアウトエディタ、ロゴ・配色・フォント・背景の変更、サンキューページや注文状況ページへのアプリ追加が可能です。Plus が必要なのは情報入力・配送・支払いの各ステップへのアプリ追加と Checkout Branding API です。
Q. Shopify Scripts はまだ使えますか?
使えません。2026年6月30日に実行が完全停止しました。カスタム割引や送料の出し分けが動かなくなっており、管理画面にエラーは出ないため、実際の注文で挙動を確認してください。
Q. Scripts から Functions への移行は簡単ですか?
簡単ではありません。Functions は Ruby ではなく WebAssembly で書くため、Scripts のコードは持ち込めず実装のやり直しになります。開発リソースがなければ同等機能の公開アプリで代替するほうが早いです。
Q. BASE から Shopify に移行するタイミングは?
取引手数料の月額換算が Shopify の月額を上回った時点が損益分岐点です。機能不足を感じる前に、手数料の実額を月次で確認してください。
Q. 外部システムと在庫連携できますか?
できます。Admin API と Storefront API で双方向の同期を前提に設計できます。BASE の申請制で限定的な API とは水準が異なります。

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